多段式濁水処理装置アクリア

概要

アクリアは、特殊加工を施した繊維ろ材へ濁水を通すことにより、浮遊物質(SS)を除去するろ過槽(機械)です。簡易な設備でより高いレベルの濁水処理が可能です。なお、ろ過槽(機械)へ通す濁水は、濁水処理装置による前処理が必要です。

                   濁水処理

仕組み

・ろ過槽は、タンスのような形状で多段の引き出しから構成されています。各引き出しに繊維径の異なるろ材を設置します。
・繊維ろ材は、上段側に繊維径の太いろ材を、下段側には細いろ材を配置し、空隙率を変化させます。このことにより、従来の単一繊維径では得られない大処理量と長時間継続ろ過が可能です。
・ろ過槽へは、予め濁水処理装置による一次処理された上澄み水を、ろ過槽上部へ流入させ、重力ろ過後の処理水は装置の下部より自然流下できます。
・一次処理後の上澄み水には、沈殿しきれない微小フロックがありますが、アクリアでは微小フロックを繊維ろ材で確実に捕捉することで、清澄なろ過水となります。
・繊維に目詰まりが発生したら、洗濯機等で洗浄することにより数回の再利用が可能です。

※総合評価方式の技術提案で採用されています。

濁水処理


濁水処理 濁水処理

費用

①リース料金(税抜)
・アクリアろ過槽 70,000円/台・月(10m3/hタイプ)

②消耗品費用(税抜)
・10m3/hタイプでは、ろ材(6kg/set)が必要となります。
・ろ材 9,600円/kg

※1 装置の設置撤去費,ろ材交換・洗浄費,ろ材廃棄費が別途必要となります。
※2 ろ材は使用頻度により、数量・取替時期が変動します。